
今年のゴールデンウイークは、自粛で、目ぼしい所へは全く出かけない異例のゴールデンウイークとなった。
わたしは、仕事上に重い物を抱えていたので、今回は精神的に辛かった。 小説は就寝前に読んでいるので、昼間読めとなってもできない。 書庫の整理をしていると、数年前に近くのおもちゃ屋さんが閉店した際に買った箱庭のキットが出てきた。 箱庭療法は小耳にはさんだことはあった。ネットで調べたら、ずいぶんと難しいことが書いてある。とにかくどんなものか、連休に入って始めた。
河合商会という会社の出している、風物詩シリーズの中の風鈴屋である。他にも駄菓子屋とかがあるらしい。
インストラクションを丹念に見ながら、組立を進めてゆく。 組立している時間は、視線と注意は、箱庭のミニチュア―ルの空間にしかないので、雑念を入り込ませない。 ともかく細かいので、ぶきっちょのわたしは遅々とした歩みである。
そして6日後、完成である。 魔のゴールデンウイークは乗り切った。 ちなみに、現物は写真よりショボいが、脇から見ると屋根の下が涼しげで、リビングルームの一角に座を得ている。壊れやすい、夢の世界の断片のような印象を受ける。
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